よくある質問(Q&A集)

よくある質問
原子力災害が発生しましたが、どうすればよいですか?
原子力発電所で事故が発生すると、放射性物質が放出される場合があり、被ばくする恐れがあります。国、新潟県、長岡市からの正確な情報にしたがって、あわてず冷静な行動を心がけてください。
外出している場合は、速やかに帰宅してください。
必要な情報はどのようにしたら入手できますか?
原子力災害が発生したときには、長岡市から以下のような手段で情報をお伝えしています。
ラジオ
FMながおか(80.7MHz) 長岡市の災害情報を優先的に放送する「緊急割込放送」を行います。
緊急告知FMラジオ 緊急時に自動的にスイッチが入りFMながおかを放送します。
携帯電話など
エリアメール、緊急速報メール 長岡市から携帯電話などの利用者に対して緊急性の高い災害情報をメール配信します。
ながおかDメールプラス 登録者に対して地域別に市内の様々な緊急情報をメール配信します。
住民あんぜん長岡
http://jmjp.jp/m/111
NPO法人住民あんぜんネットワークジャパンから会員登録した携帯電話などの利用者に対して災害情報などさまざまな情報をメール配信します。
ケーブルテレビ (株)エヌ・シィ・ティでは、災害発生時に文字情報で長岡市の情報をお知らせするほか、長岡市の災害対策本部会議の模様を生中継します。
長岡市HP ・ながおか防災ホームページ
・長岡市原子力防災ホームページ
・長岡市放射線観測システム
長岡市公式SNS ・長岡市LINE
・長岡市Facebook
・ボーサイダー(長岡市危機管理防災本部)Twitter
その他 ・報道機関からの情報
・広報車
・防災行政無線
・町内会への電話 など
その他、放射線観測情報や原子力発電所の情報、気象情報、交通情報については、トップページから関連サイトへリンクしていますので、ご確認ください。
屋内退避とは何ですか?どのようにするのですか?
屋内退避とは、自宅等の建物の中に入り、外部から受ける放射線や放射性物質の体内への取り込みを低く抑え、健康への影響を防ぐ行動です。市民の皆さんが比較的容易にとることができる対策であり、避難の指示などが行われるまで、被ばくのリスクを抑えながら待機する場合などに行います。あわてて自家用車などで避難すると交通渋滞に巻き込まれてしまい、無用な被ばくの危険性だけでなく、事故や二次災害などの危険性が高まるおそれがあります。
屋内退避の指示が出たら、あわてず冷静に行動してください。緊張感や不安があると思いますが、ご家族やご近所で、助け合い、励まし合うようお願いいたします。屋内退避でとる行動は以下のとおりです。

屋内退避 事故が収束した場合には、「屋内退避の解除」を指示します。また、万が一事故が進展し、一時的な避難が必要となった場合には、国や新潟県などと協議の上、避難が必要と特定した区域に対して「避難」を指示します。
避難指示がでたら、どのように避難すればよいのですか?
原則として、自家用車で避難してください。また、交通渋滞を避けるため、できる限り乗り合いを心がけてください。
自家用車で避難できない方は、市が用意したバスで避難します。バスによる避難の集合場所へ集まってください。
隣近所への声かけ、高齢者・障害のある方への手助けなど、地域内で、できる範囲の助け合いをお願いします。
避難の流れは以下のとおりです。 避難の流れ
避難の際には、まずは避難退域時検査場(スクリーニングポイント)を目指し、放射性物質による汚染状況を確認するための検査(スクリーニング)を受けて下さい。その後、避難経由所に行き、ここから、各避難所へ誘導します。
避難するときの注意点や確認すべきこと、持ち出し品は何ですか?
避難指示が出たら、以下の点に注意し、あわてず冷静に行動してください。

避難退域時検査(スクリーニング)とは何ですか?
避難退域時検査(スクリーニング)とは、避難をされる方や、避難に使用した車の放射性物質による汚染状況を確認する検査のことです。 避難退域時検査(スクリーニング)
避難経由所とは何ですか?
避難経由所とは、避難先市町村において避難される方を各避難所へ振り分けたり、誘導したりするために設置される場所のことです。避難経由所を開設することで、土地勘がない避難住民にとって目的地がわかりやすくなり、混乱を少なくすることができます。
学校などの子ども達に、市はどのように対応しますか?
長岡市内の保育園・幼稚園・市立小・中・総合支援学校・児童館(児童クラブ)は、以下のとおり対応します。
  • 原子力災害が起きたら、原則、休園・休校とします。
  • 保育園・幼稚園・学校などの活動中に原子力災害が起きたら、お子さんの安全を確保し、園児・児童は保護者に迎えを依頼し、確実に引き渡します。中学生は速やかに帰宅させます。
  • 保護者に迎えを依頼する時間がないほどの緊急事態となった場合は、保育園・幼稚園・学校などの単位で屋内退避、避難など必要な対応を行います。
安定ヨウ素剤は何のために服用するのですか?
原子力災害時に放射性ヨウ素が身体に取り込まれると、甲状腺に集積し、数年から数十年後に甲状腺がんなどを発生させる可能性があります。
この甲状腺被ばくは、安定ヨウ素剤を事前に服用することで、低減することが可能です。ただし、服用の効果は、服用のタイミングに大きく左右されること、また、副作用の可能性もあることから、国等からの指示に基づき、服用することとされています。
自分が避難する自治体はどこでわかりますか?
市は避難先市町村と協議し、市内40の地区コミュニティ・支所地域ごとに基本の避難先市町村、避難経由所を定めました。
→ 基本の避難先はこちら [pdfファイル / 899KB]
なお、災害の状況によっては、避難先を柔軟に選定し対応します。
地震などにより自宅で屋内退避ができない場合はどうすればよいですか?
屋内退避の指示が出ている際に自宅に危険がある場合は、近隣の地区防災センターなど、堅牢な建物に避難し、屋内退避を行ってください。
観光客など一時的に市に滞在している人はどうすればよいですか?
市は、集客施設などと協力し的確な情報提供を行いますので、早期の帰宅をお願いします。帰宅が困難な場合は、避難所などへの一時的な屋内退避を促すため、市や報道機関などからの情報収集をお願いします。
柏崎刈羽原発から30km圏外(UPZ外)はどのような対応になるのですか?
避難計画に基づき、UPZ外の地域(長岡市は栃尾地域)は、避難者の受け入れを検討することとなっています。また、UPZ外の地域においても、事態の進展等に応じて避難等の防護措置が必要となった場合は、UPZの地域と同様に対応することになります。
放射性物質の放出・拡散について
避難先は風向きを考慮して決められたものですか?
風向き等の気象予測は不確かで難しいため、避難先の選定において風向きは考慮されていません。実際の災害時には、放出された放射線量を各地点で測定し、その結果や災害の状況に応じて避難の指示が出されます。
風向きによって、避難先や避難方向を変えた方がよいのではないですか?
災害の状況によっては、避難先を柔軟に選定し、対応します。基本の避難先が変更となる場合には、あわせてお知らせします。
福島第一原子力発電所事故時の放射性物質の拡散状況を見ると、風向きによっては30km圏外も危ないのではないですか?
30km圏外の地域は、計画に基づき避難者の受け入れを行なうこととなっていますが、30km圏外においても放射線量の測定結果が基準値を超える場合には、避難の指示が出されます。
柏崎刈羽原子力発電所で事故が発生した場合、福島第一原子力発電所事故と同様に、放射性物質が放出されますか?
福島第一原子力発電所事故の教訓を踏まえ、国は新たな安全対策のルールを定め、異常時に原子炉を「止める」、炉心を「冷やす」、放射性物質を「閉じ込める」の3つの基本的安全機能の強化を図るとともに、射性物質の放出を抑制するフィルタベント設置など、重大事故を発生させない仕組みや事故時の対応が強化されています。
フィルタベントとは何ですか?
重大な事故が発生した際に、原子炉格納容器の破損を防止するため、格納容器内の気体を外に放出させて圧力を下げる「ベント」を行う装置で、排気中の放射性物質を大きく低減するフィルタを備えたものです。
フィルタベントを付けても大量に放射性物質が放出されるのではないですか?
フィルタベントを機能させても放射性物質の放出がゼロになる訳ではありませんが、放出量を大幅に低減することができます。福島第一原子力発電所事故の教訓を踏まえて設置されたもので、有効性は県の技術委員会でも確認済みです。
モニタリングポストについて
自分達の地区コミュニティ・支所地域にモニタリングポストはありますか?
各地区コミュニティ・支所地域に1か所以上設置しており、30km圏外である栃尾地域を含め、市内の全地域に設置してあります。長岡市放射線観測システムで、長岡市及び近隣の設置場所と現在の放射線量が確認できます。
屋内退避について
なぜ自分達の地区コミュニティ・支所地域では、「まずは、屋内退避」とされているのですか?
原子力発電所からの距離によって被ばくのリスクが異なることから、災害時の基本の行動が違います。長岡市の大部分が含まれるUPZ(5km~30km圏内)においては、屋内退避が被ばくによる影響を防ぐ、有効かつ合理的な対応とされています。
なぜ原子力発電所の事故が発生したら直ちに30km圏外への避難とはならず、「まずは、屋内退避」とされているのですか?
30km圏外への避難は、放射線量の測定結果が国の基準値を超えた特定の地区コミュニティ・支所地域のみ実施されます。また、原子力発電所の事故は段階を踏んで進展し、発生してすぐに放射性物質が放出されるものではないと考えられています。あわてて屋外に出て避難することにより、かえって被ばくのリスクが高まる場合もあるため、正確な情報の入手と屋内退避による安全確保をお願いします。
放射線量の測定結果が20μSv/hを超えると避難指示が出されますが、住民全員が一斉に避難すると大渋滞になるのではないですか?
北から南まで広い市域を持つ長岡市では、全市域が一斉避難とはならず、特定の区域のみの避難となる可能性が高いと考えられています。避難の指示が出されたら、1週間以内に避難するとされていますので、あわてず落ち着いて行動してください。
木造住宅でも屋内退避の効果はありますか?
国の発表では、木造家屋への屋内退避であっても、屋外滞在時と比べて、外部被ばく線量を6割程度低減することができるとされています。また、吸入による内部被ばくを1/4程度に抑えることができるとされています。屋内退避は有効な避難行動です。
避難行動について
車で避難するとされていますが、外気を取り入れる危険性があるのではないですか?
車での避難時にはできるだけ外気を取り入れないでください。また、避難により次第に放射線量の低い地域に移動することになりますので、外気によるリスクは減少します。
広域避難先の避難所では、十分に避難者を受け入れられるだけの収容数が確保されていますか?
避難元(長岡市の各地区コミュニティ・支所地域)の人数を広域避難先の市町村で受け入れることができるよう、県と市町村で調整済みであり、確保されています。
自力で避難することができない高齢者は、誰がバスによる避難の集合場所まで連れて行くのですか?
洪水等の自然災害の場合と同様に、隣近所への声かけや地域の自主防災会等の支援により、高齢者や障害者などの要配慮者をバスによる避難の集合場所まで連れて行っていただくようお願いします。
避難時にバスがちゃんと来るのか不安ですが、バスは何台来るのですか?
避難時のバス輸送について、県が新潟県バス協会と協定を締結しており、原子力災害発生時に、各バス事業者からの協力により、住民避難に必要なバスの手配・運行を実施します。バス利用者の予測が難しく、バスの配備台数については、引き続き県と協議していきます。
原子力発電所事故発生時に勤務先にいる場合、自宅に戻ってもいいですか?
原子力発電所の事故は段階を踏んで進展すると考えられており、発生してすぐに屋内退避の指示が出るとは限りません。帰宅や避難の準備等の時間が得られるケースも多いと思われます。正確な情報の入手に努めていただき、基本的にその時の指示に従っていただくことになります。
「まずは、屋内退避」とされているのに、保育園や幼稚園、学校から子どもたちを家に帰すというのは矛盾しているのではないですか?
原子力発電所の事故は段階を踏んで進展すると考えられており、屋内退避の指示が出される前に帰宅や保護者への引き渡しを行います。万が一、子どもたちを帰す前に事態が進展し、一定濃度以上の放射性物質が放出された場合は、保育園や幼稚園、学校などの単位で屋内退避や避難など必要な対応を行います。
複合災害等で道路渋滞などが予想されますが、避難経路は変えないのですか?
複合災害による避難経路の変更や道路の混雑などの状況について、国や県と協力して情報収集を行ない、ラジオや携帯電話などを活用して、随時お知らせします。
30km圏外にある親戚の家等に避難してもいいですか?必ず避難指示のとおりの避難先に向かわなければいけませんか?
避難の際には、被ばくリスクを低減するため、安定ヨウ素剤の服用や放射性物質による汚染状況を確認するための検査が必要となります。災害時に設けられる緊急配布場所で安定ヨウ素剤の配布を受け、避難退域時検査場(スクリーニングポイント)で検査や簡易除染を済ませたうえで、親戚の家等に避難するのは構いません。その場合は、事前に地域の人に避難先を知らせるなどして、安否確認ができるようにするとともに、行政からの情報を得ることができるよう、協力をお願いします。
日中は高齢者しか残っていない地区で災害が起こった場合、どう対応したらよいですか?
高齢者だけであっても「情報を伝える」「屋内退避」「移動支援」ができるよう、地域での防災活動で備えを進めてください。
避難する方向に放射性物質が拡散したらどうしますか?
避難する方向においても、放射線量の測定結果が基準値を超える場合には、避難先や避難経路の変更等を柔軟に検討し、情報をお知らせします。
避難経由所を通らず、直接、避難所へ向う方がよいのではないですか?
避難所がどこになるかは、広域避難先の避難所の開設状況や収容可能人数などを基にして決められます。避難経由所は、避難先の土地勘がなくても目印となるわかりやすい施設であり、避難経由所で避難所が割り振られますので、先に避難経由所を目指してください。
避難時には、どのような物品がどのくらい必要となりますか?
持出品は基本的に自然災害の時と同じです。全戸配布された 洪水ハザードマップ [pdfファイル / 1.17MB] に非常持ち出し品や備蓄品の紹介がありますのでご参照ください。また、自宅の施錠、ブレーカを落とすなども忘れずにお願いします。
駅から近い地区は、鉄道を使って避難した方がよいのではないですか?
鉄道は、原子力発電所の事故や災害発生時に計画通りの運行をしているかなど、不確定な要素もあり、また、駅から避難経由所までの交通手段や途中からの避難方法の変更が難しい等の問題もあるため、自家用車やバスでの避難が基本とされています。
病院や福祉施設に入院・入所している人の避難はどうするのですか?
病院や福祉施設においても基本は「まずは、屋内退避」です。広域避難が必要な場合は、あらためて指示が出されます。避難先については、県と市の災害対策本部が調整を行い決定しますが、規模や機能に応じた施設の選定が必要であり、県が検討・調整を進めています。
複合災害時の対応について
中越大震災では道路がいたるところで寸断されましたが、避難の際にそのような状況となったらどうすればよいですか?
複合災害による避難経路の変更や道路の混雑などの状況について、国や県と協力して情報収集を行ない、ラジオや携帯電話などを活用して、随時お知らせします。
安定ヨウ素剤について
安定ヨウ素剤は、どこで受け取ることができるのですか?
県は、長岡市(栃尾地域を除く)を含むUPZ(5km~30km圏内)の地域を対象に、安定ヨウ素剤の事前配布を行っています。
また、避難が必要になった時には、バスによる避難の集合場所や避難退域時検査場(スクリーニングポイント)など、避難経路上の場所での緊急配布を行います。
緊急時に速やかに配布できるよう市役所本庁・支所等への分散配備も行っています。
安定ヨウ素剤はいつ服用すればよいですか? 
安定ヨウ素剤の服用は、国の判断に基づき、国・県・市が指示します。放射性ヨウ素が体内に入り込む24時間前から入り込んだ後2時間までの間に服用することで、放射性ヨウ素の甲状腺への集積を90%以上抑制することができます。また、放射性ヨウ素が入り込んだ後8時間であれば、約40%の抑制効果が期待できます。服用回数は原則として1回です。服用のタイミングがとても重要であるため、必ず指示に基づき適切なタイミングで服用してください。なお、安定ヨウ素剤の服用は、屋内退避や避難などの放射線から身を守る行動と組み合わせて行うことが重要です。
安定ヨウ素剤ですべての放射線や被ばくを防ぐことができるのですか?
安定ヨウ素剤は万能薬ではありません。安定ヨウ素剤の効果は、放射性ヨウ素が甲状腺に集積することを防いだり、集積する量を低減したりすることに限定されています。外部からの被ばくや放射性セシウムなど放射性ヨウ素以外の他の放射性物質による被ばくに対しては、全く効果がありません。
安定ヨウ素剤を服用すれば、避難しなくてもよいのですか?
安定ヨウ素剤は万能薬ではありません。屋内退避や避難などの放射線から身を守る行動をあわせて行なってください。安定ヨウ素剤は、外部からの被ばくや甲状腺以外の体の中からの被ばくには全く効果がなく、避難行動と組み合わることが重要です。服用したからといって安心せずに、指示に従い、避難などを継続してください。
40歳以上は安定ヨウ素剤を服用できないのですか?
40歳以上の方は、甲状腺がんの発生リスクの増加は認められておらず、効果はほとんど期待できないとされています。しかし、希望があれば配布しますので、服用することはできます。なお、40歳以上の方であっても妊婦、授乳婦及び妊娠の希望がある方は、胎児や乳児に対する放射性ヨウ素による甲状腺の内部被ばくの健康影響が大きいことから、安定ヨウ素剤の服用を優先すべき対象者とされています。
安定ヨウ素剤の副作用が不安ですが、大丈夫ですか?
副作用の心配はほとんどないとされています。安定ヨウ素剤の主成分はヨウ素であり、食品にも含まれています。また、添加物についても安全性が高いものであるため、1回の服用では副作用が生じる可能性は非常に低いとされています。また、副作用のリスクよりも、服用しないことによる甲状腺の体の中からの被ばくのリスクの方が大きいため、特に妊婦、授乳婦及び子どもは、服用の指示に従い、安定ヨウ素剤を服用する必要があります。
安定ヨウ素剤の代わりになるものはありますか?
代わりになるものはありません。昆布やわかめなどの海藻は、ヨウ素を比較的多く含む食品ですが、消化・吸収に時間がかかるため、安定ヨウ素剤と同じ効果は期待できません。また、ヨードを含むうがい薬や消毒薬などは、そもそも飲むことを前提とされたものではなく、ヨウ素以外の成分が多く含まれており、服用することは大変危険です。
その他
原子力災害時に飲料水の制限などはありますか?
原子力発電所で事故が発生すると、水道に含まれる放射性物質(放射性セシウムや放射性ヨウ素など)の濃度の計測を行い、所定の基準値に達した場合、飲料水の摂取制限の指示が出されます。
災害が発生した場合、携帯電話・パソコンを持っていない人や、テレビ・ラジオをつけていない人には、どのようにして知らせるのですか?
自然災害と同様に、市や消防団車両による広報、電話配信サービスなどもあわせて行い、あらゆる手段を活用して情報を発信します。また、町内会長が受けた災害や避難に関する情報を地域(町内)で全家庭に速やかに伝達してもらえるように、日頃からの防災活動の推進をお願いしています。
オフサイトセンターとは何ですか?
原子力発電所などの施設(オンサイト)から離れた外部(オフサイト)に置かれる、原子力発電所の緊急事態の応急対策を講じるための現地の拠点施設のことです。原子力災害時に現地対策本部が置かれ、国・県・市町村・自衛隊・原子力事業者等が集まって連携し、情報収集や住民への避難指示などの応急対策を講じる拠点となります。
オフサイトセンターから、どのように情報が伝達されるのですか?
原子力発電所事故の際に、国は内閣府に原子力災害対策本部を設置し、原子力発電所の近くのオフサイトセンターに現地対策本部を設置します。情報や指示は、災害対策本部とオフサイトセンターから市町村へ伝達されますが、現場での情報共有の観点では、オフサイトセンターから災害対策本部、県、市町村に同時並行的に情報が伝えられます。それらの情報を受け、長岡市は原子力防災ホームページのほか、自然災害と同様に緊急速報メール・エリアメール、長岡市公式SNS、緊急告知FMラジオ、テレビ、防災行政無線、市や消防団車両による広報、電話配信サービス等のあらゆる手段を活用して情報を発信します。
原子力災害時に地域としての役割はありますか?
自然災害時の対応と同様に、自主防災会として情報伝達、屋内退避を含む避難行動の支援を行うなど、「自助」「共助」が発揮されるよう、日頃から準備を進めてください。
1年間に100mSv以上の放射線を浴びると健康に影響を与えるということですが、例えば胃のバリウム検査を受け続けると危ないのですか?
人には放射線によって傷つけられた細胞を修復する機能が備わっているため、日常生活で受ける放射線の量で、健康的な暮らしができなくなるような心配をする必要はありません。また、検診を行う医療施設では、放射線を用いる検査の回数や間隔を管理しています。